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福島の酒「末廣」を購入した例のスーパーで買い溜めしたうち、二本目に開栓することになったのが青森の酒「桃川」である。ふと日本酒の飲みたくなった晩に思いついて手を伸ばしたのだが、これが一筋縄ではいかないような酒だった。
単刀直入、結論から言ってしまえばこれは「いい酒」であるだろう。味はバランスが良くて、くどくなくさっぱりしているがコクもしっかりとある美味しい酒だが、それ以上に全体のバランスと香りのよさから来る「いい酒」というイメージが先行する。ただ味がいいのではなく、味に品があるのだ。

それではなぜそんな「いい酒」が一筋縄ではいかないのかというと、かなり肴を選んでしまうからだ。例えば100円の鯖の味噌煮缶や、ビーフジャーキーや、スーパーのアミノ酸を注射したような味のする刺身では、どうしても合わないだろう。きちんと調理したいい「料理」でないと、雰囲気の釣り合いがまるで取れず、酒が不味く感じてしまうこともあるかもしれない。
しかしそうした評価は、僕がふだん、がさつだけど力強くて旨い「賀茂鶴」はじめ、安いが旨い系の酒をよく飲んでいるから来るのであって、「桃川」のような品のいい香りと味わいのほうがむしろ、日本酒の王道であり自然な良さであるのかと思う。日本の伝統文化には繊細さや気遣いといったところにいい味を見出せるものも多いからなあ、と思うほど「桃川」はトータルバランスに長けた「いい酒」である。

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